もうすでに遠い記憶のかなたになって、顔も名前も思い出せないような人がいる中で、思い出のひとつひとつを鮮明に覚えていて忘れようにも忘れられない人はいませんか。
どうしてあの人との思い出は、いつまでも色濃く残って私の中から消えないんだろう・・・と、疑問に思いながら過ごしている女性は多くいるものです。
強く記憶に残っている相手とは、赤い糸で結ばれた運命の人かどうかを探るため、いくつかのサインや確かめる方法についてお話しをしていきます。
思い出が消えない人が運命の人の可能性は?
特定の人との思い出だけがいつまでも消えずに記憶に残っている場合、何らかの運命の人である可能性は否定できないでしょう。
思い出を忘れることができないということは、間違いなく“良くも悪くも運命的な出会い”を成したからです。
では、いい意味での運命の人とそうじゃない運命の人では何が違うでしょうか。
いい意味での運命の人
忘れることのできない思い出を与えてくれた人の中に、あなた自身が「わたしは随分と成長することができた」と実感することができていれば、それはいい出会いをしたということになります。
お互いに切磋琢磨して、向上していける存在ということになりますので、当然それは忘れることのできない思い出がたくさん詰まった出会いということになるのです。
良くない意味での運命の人
運命の人ではないにもかかわらず、「この人は運命の人だ!」と強く感じてしまう相手がいます。
これはとても多くの女性が陥りやすい錯覚でもあるのですが、こうした思い込みから記憶にも残りやすくなるので、いつまでもその思い出から抜け出せなくなってしまいます。
ということは、執着心が芽生えてしまうということに繋がるのです。
このように、どちらの場合であっても、思い出が消えうせることなくいつまでもあなたの身近にある場合は、その人は運命の人ということが言えます。
ただし何度も言うように、その運命的な出会いがいいものだったかそうじゃないかは、あなたの気持ちの捉え方とも言えます。執着のない終わった恋は、いい出会いとしての運命の人ということになります。
運命の人だからこそすんなりいかないケースは?
運命の人だからこそ、試練が用意されていることが多々あるのは本当だと言えます。
その相手との出会いによって、お互いに成長していくことが目的とされたものであり、そういったお互いだからこそ運命なのです。例えばこんなケースがあるので、ご紹介しましょう。
・ケース1「不倫として出会った運命」
運命的な出会いによって急速に引き寄せられたふたりは、毎日連絡を取り合うことを欠かさずに愛の言葉を囁き合った。
お互いにすでに伴侶がいるにもかかわらず、「運命の出会い」であることを自覚しあって、時間の都合をつけてはデートを重ねていく。ところが、次第にケンカが増えてきてとうとう別れることとなる。
別れた後、お互いの存在の重要性に気づいて復縁を成す。
→こうしたケースも、不倫としての出会いだったけれども、運命の相手だった可能性が高くなります。
ただし、自分たちの気持ちとは裏腹な現実問題が「試練」として用意されているため、これを克服するのかどうかが今後の課題となるでしょう。不倫を解消し、晴れて夫婦として成就させる克服もあれば、お互いの思いを痛感しつつそれぞれの家庭を大切にする道を選ぶ克服もあるでしょう。
・ケース2「どちらかの環境が許さない運命」
彼、またはあなたのどちらかの家族がふたりの交際をなぜか許さない。
もしくは、どちらかにパートナーがいて関係解消がなかなか進まずに、ふたりの関係性が徐々に危うくなってくる。
→このケースは、自分たちの気持ちは運命的なものであると自覚しているにもかかわらず、周囲の環境がそれを妨害するような状態になってしまうもの。この場合は、時間がかかるでしょうが自分たちの信念を大切にすることで、試練を乗り越える可能性が高いでしょう。
思い出が消えない人が運命の人か?確かめる方法
すでに別れてしまった相手との思い出に気が付いた時、「もしかしてこれは運命の人だから?」と頭をかすめるのではないでしょうか。
思い出を忘れることなく、いつまでもあなたの頭の中に焼き付いているような場合は、相手の顔や着ていた服のみならず、声や話し方、笑顔やにおいなどを思い出して懐かしく感じるのではないでしょうか。
そのような場合は、言葉では言い表せないような深い繋がりがあることを意味しているでしょう。
運命の人かどうかがわかれば、もしかするとあなたは大きな行動に出ることも辞さないかもしれませんね。
では一体どうやって運命の人かどうかがわかるのか。その方法について2つお教えしましょう。
相手があなたと同じ気持ちでいるかがわかる方法
相手のSNSを知っていたら、そっと覗いてみましょう。
相手が意味ありげな歌詞の一部分を書いていたり、曲を紹介しているような時は、あなたへ気持ちを馳せている証拠です。
曲に限らず、あなたとの思い出の場所を訪れていたり、共通点をアップしている時も同じことが言えます。
それらの内容はほぼ彼の心の声だと受け取ってもいいでしょう。
彼との再会を想像した後の再会があれば本物
相手の彼との再会を想像してみましょう。ほんの一瞬ではなく、出来れば毎日想像するのがベストです。
こうしたことをずっと続けて過ごしていくうちに、ふとした拍子にその相手と再会を果たす時がやってくる、
もしくは、その相手から連絡が来る。こうなれば、あなたの中で思い出がなかなか消えなかった意味が、「運命の人だから」という理由だったことが理解できるでしょう。
思い出が消えない人が運命の人ではない時のサインは?
思い出と言っても非常に様々な感情を生み出すのですが、あなたにとって運命の人とはいいがたい場合があります。
それは次の3つのサインとして表れますので、チェックしてみるといいでしょう。
・相手を見下す自分がいる
相手との思い出を頻繁に思い出す割に、相手に対する感情がネガティブであり、「あの人はああだったこうだった」と見下す自分がいることに気づく。こうした場合は、あなたにとって利益を与えることのない相手、要するに「運命の人ではない」ことを意味しています。
・信頼している人から交際を反対されていた
あなたと彼が付き合っていた時に、あなたが最も信頼している人から反対されていたことはありませんか。
感情の渦に巻かれている時は、冷静かつ客観的なものの見方をすることが難しくなるものです。
そうした時に、あなたへの進言として「あの人はやめた方がいい」というようなことを、友人や知人から言われていた過去があれば、いくらあなたが今思い出を回想していても、それは運命の人ではないというサインのひとつなのです。
こういった“過去に出ていたサイン”を思い出してみましょう。
・不安や悲しい気持ちだったことを思い出す
付き合っていた時のあなたを思い出してみましょう。
彼のことが好きだったのに、一緒にいてもどこか満たされない思いや、悲しく切ない思いに包まれていませんでしたか。
そうした関係は、運命の人とは言えないでしょう。
いくら今その彼との思い出が頻繁に浮かぶとしても、思い出は美化されやすいものだと言うことに気づいた方がいいでしょう。
あの人との思い出が消えないのは運命の人のサイン?まとめ
とっくに終わったはずのあの人。それなのに、その人との思い出が頭の中をかけまぐり、胸の奥をキュッとさせたり暖かくさせたりすると、運命の人なのかな?と感じてくるでしょう。
考えれば考えるほどその思いは増しますし、思い出もどんどん湧き出てくるようになります。
まずは、自分はどうしたいのかをよく考えてから、運命の人なのかどうかを確かめてみるようにしましょう。
むやみやたらに確かめようとしても、自分の「こうなりたい」がない以上は、どうにもならないからです。